エクセレント コースト 教会結婚式
教会ウェディングの結婚写真の問い合わせを頂き、2週間ほどたったころ、お二人とカメラマンの私と世田谷にあるアトリエで打ち合わせを行いました。
時間通りにお見えになったお二人はちょっと照れくさそうにカウンター越しのテーブルに腰を下ろしました。少し遅れて私も席に着きお二人を見上げたとき、「素敵な人たち」だな、と思ったのを覚えています。
そしてまずはお二人にご予定、日取り、場所、進行と式のイメージコンセプトを伺った後、どのようにご対応できるかお話し致しました。
ご希望では教会の結婚写真撮影は様々なアングルからお撮りして、表情、仕草、そして感動をバリエーション豊かに表現し、素敵な写真集にまとめ上げたいとのことでした。
そんなお話の中で分かったのは、教会ではカメラマンの動き方に制限があるため、通常の撮影より難しくなる可能性があるということです。
私も様々な状況でウェディングの結婚写真を撮影して参りましたが「動きの制限」は時としてシャッターシャンスを見逃すきっかけになることを分かっています。
そこでご提案したのはカメラマンの「2人制」です。
これは文字どうり2名のカメラマンがスタンバイすることで「動けない」リスクを減らし、さらに多アングルの撮影を可能する理想的な解決方法です。
本日のウェディングは「ザ クラブ オブ エクセレント コースト」でドラマにも使われるロケ地としても有名です。
当日は予定より１時間程度早きスタンバイを行います。少し早すぎると感じる方もおいでかもしれませんが、焦って会場入りしてもいい写真は残せないので早めのスタンバイは既に習慣になっています。
まずお二人にお会いして前撮り開始です。前撮りとは結婚式の前にポーズ写真を撮ることです。ポーズ写真はお二人のツーショットを中心にご家族との集合写真を撮影する場合もあります。撮影内容に関しては事前にメールなどで連絡を取りながら決めていきます。
ポーズ写真の撮影が終わる頃いよいよチャーチでのウェディングが始まります。
カメラマンの配置は打ち合わせ通りに新婦側前方と、新郎側後方に待機しました。左右に分かれて撮影することが多カットで様々なアングルに対応できます。
後方に待機したカメラマンはさらに重要なシーンの撮影が待っています。
それは指輪の交換や、誓いのキッスです。
バージンロードの後方から撮影することでお二人の仕草、表情、ご司祭など皆さんの顔を撮影することができます。そのためには後方でスタンバイし素早く撮影する必要があります。
但し教会によってはカメラマンの移動ができない場合がありますので要確認事項となります。
